物語に目的なくLGBTが出てくるのは「チェーホフの銃」の観点からは問題なのではないか?という議論-Togetterhttps://togetter.com/li/1387735 @togetter_jpより
続・LGBTと劇中の「必然性」について - Togetter https://togetter.com/li/1391413 @togetter_jpより
少し前に問題になっていた「LGBTとチェーホフの銃」の問題。書こう書こうと思いつつ、忙殺されて書けていませんでした。
チェーホフの銃というのは、ロシアの劇作家アントン・チェーホフが唱えた創作におけるルールの一つで、ストーリーの早い段階で示された要素は、後段になってからその意味や重要性が示されなければならない、というもの。舞台の上に銃が置いてあるなら終盤には発砲されなければならない、意味がないならおくべきでは無い(意味のない設定は登場させるべきで無い)とも取れます。
議論になっていたのは、創作においてLGBTが登場する場合、その必然性は語られるべきか、ということでした。
私は、語られるべきだと思います。
セリフであれエピソードとしてであれ、語られるべきだと思います。創作における登場人物というのは、マジョリティであれマイノリティであれ、その姿、その性格、その性別で出てくるのには全て意味があるからです。創作の性質上、物語に出てくる人物には、すべて役割があるとわたしは思っています。一つでも要素が欠けてはならないし、無駄な要素があってはならない。きっと読者が混乱すると思うから。(自分の力量については、今は棚に上げておきますね…)
たぶんですが、うんとお話作るのがうまい方やプロの方なんかは、意味がなくても出して上手いことお話をまとめられるのかもしれませんが、私には料理しきれない…。上手くやれる人は意味なく出せばいいと思ってます。断っておきますが、LGBTを差別したいわけじゃ無いです。どんどん出していいと思う。でも、マジョリティでもマイノリティでも、出てくるのには必ず意味があるってことを言いたいのです。
あと、少し内容がずれますが、恋愛が絡まない話を書く場合、LGBTの描写ってとても難しいなと個人的に思います。この人は、あるいはこの人達はLGBTです、と物語上で表現する時、そこには多くの場合色恋のシーンが必要になると思うからです。色恋が絡まなければ、LGBTの方々とて単なる人間、、、無理矢理そのようなシーンをねじ込むのも、お話的にどうなのか、と、、尺の問題も関わってきますし。逆に、創作においてLGBTポリコレを叫ぶ人たちには、ある登場人物がいたとして、その性的指向が語られていない場合、「何にも語られてないけどもしかしてこの少年主人公は、ライバルの少年が好きなのかもしれない…!」くらいの想像力を働かせて欲しい。世界が平和になるぞ!
冗談は置いておいて、扱いが難しいので自分の作品にはまだ出したことがないのですが、よくよく考えた上で、今後検討しようかなと思います。
続・LGBTと劇中の「必然性」について - Togetter https://togetter.com/li/1391413 @togetter_jpより
少し前に問題になっていた「LGBTとチェーホフの銃」の問題。書こう書こうと思いつつ、忙殺されて書けていませんでした。
チェーホフの銃というのは、ロシアの劇作家アントン・チェーホフが唱えた創作におけるルールの一つで、ストーリーの早い段階で示された要素は、後段になってからその意味や重要性が示されなければならない、というもの。舞台の上に銃が置いてあるなら終盤には発砲されなければならない、意味がないならおくべきでは無い(意味のない設定は登場させるべきで無い)とも取れます。
議論になっていたのは、創作においてLGBTが登場する場合、その必然性は語られるべきか、ということでした。
私は、語られるべきだと思います。
セリフであれエピソードとしてであれ、語られるべきだと思います。創作における登場人物というのは、マジョリティであれマイノリティであれ、その姿、その性格、その性別で出てくるのには全て意味があるからです。創作の性質上、物語に出てくる人物には、すべて役割があるとわたしは思っています。一つでも要素が欠けてはならないし、無駄な要素があってはならない。きっと読者が混乱すると思うから。(自分の力量については、今は棚に上げておきますね…)
たぶんですが、うんとお話作るのがうまい方やプロの方なんかは、意味がなくても出して上手いことお話をまとめられるのかもしれませんが、私には料理しきれない…。上手くやれる人は意味なく出せばいいと思ってます。断っておきますが、LGBTを差別したいわけじゃ無いです。どんどん出していいと思う。でも、マジョリティでもマイノリティでも、出てくるのには必ず意味があるってことを言いたいのです。
あと、少し内容がずれますが、恋愛が絡まない話を書く場合、LGBTの描写ってとても難しいなと個人的に思います。この人は、あるいはこの人達はLGBTです、と物語上で表現する時、そこには多くの場合色恋のシーンが必要になると思うからです。色恋が絡まなければ、LGBTの方々とて単なる人間、、、無理矢理そのようなシーンをねじ込むのも、お話的にどうなのか、と、、尺の問題も関わってきますし。逆に、創作においてLGBTポリコレを叫ぶ人たちには、ある登場人物がいたとして、その性的指向が語られていない場合、「何にも語られてないけどもしかしてこの少年主人公は、ライバルの少年が好きなのかもしれない…!」くらいの想像力を働かせて欲しい。世界が平和になるぞ!
冗談は置いておいて、扱いが難しいので自分の作品にはまだ出したことがないのですが、よくよく考えた上で、今後検討しようかなと思います。